夜の雨に濡れたファミリーの過去
モンテリから届いた一通の招待状が、あなたを埋もれたファミリーの過去へと誘った。平衡と変化、そして新しい時代と古い記憶……その招待状を送り出した人物は、今、ラグーナで最も自由な地にて、あなたの到来を待っている。
Quest List
深夜(22:00-02:00)にリベルタ広場に向かう城内にあるベネットの住所に向かうエイコーンとセージと会話する突然現れた老人を追う「一番情報が集まる場所」に向かう深夜(22:00-02:00)にリベルタ広場に向かう城内にあるベネットの住所に向かう城内にあるベネットの住所に向かうエイコーンとセージと会話する深夜(22:00-02:00)にリベルタ広場に向かう深夜(22:00-02:00)にリベルタ広場に向かう深夜(22:00-02:00)にリベルタ広場に向かう深夜(22:00-02:00)にリベルタ広場に向かう深夜(22:00-02:00)にリベルタ広場に向かう深夜(22:00-02:00)にリベルタ広場に向かうあなたは、カルロッタの叔父であるコッポラからの招待状に応え、雨の夜零時にリベルタ広場を訪れた。
招待状からは誠意が感じられるものの、コッポラの意図は読み取れない。ただ感謝を伝えるだけでなく、彼には何か別の目的があるのではないかとあなたとアブは推測している。
Player:
「零時を過ぎて静寂が深まる中、眠れぬ夜を過ごされることもあるでしょう。ですが、どうかご安心ください。閉ざされた心の扉は、ここで互いに開かれると信じております」
Player:
「ラグーナの最も自由な地で、あなたをお待ちしております」……コッポラの招待状に書かれていた場所はここのはずだけど……
招待状:
「この度、あなた様をご招待したくご案内申し上げます。まずは、モンテリへの多大なるご貢献に心からの感謝を。そして、お迎えの際の“些細な過ち”を埋め合わせ、あなた様とモンテリの間に、より強固な信頼関係を築きたいと願っております……」
招待状:
「……モンテリの名にかけて、我が盟友であるあなた様を、兄弟、家族としてお迎えすることを約束いたしましょう」
招待状:
「ラグーナの最も自由な地で、あなたをお待ちしております――コッポラ・モンテリ」
アブ:
また招待状か……このお馴染みのやり方、やっぱりモンテリだな。でも、送り主はカルロッタじゃなくて……コッポラ ?
カルロッタの叔父だったはず。
あのペンダントの持ち主だ。
アブ:
そう言えば……確か金庫の管理をしてるって言ってたな。まあ、モンテリファミリーの一員なら会いに行っても大丈夫だろ。なんたって、モンテリには貸しがあるからな!
アブ:
お礼に何かくれるかもしれないぞ!山盛りのお金とか、山盛りのご馳走とか!
アブ:
うっ……ヒック、最近調子が悪くて、すぐクラクラしてくる……これじゃあ、約束の場所で何か起きてもそばにいられないかも……
{Male=ゆっくり休んでくれ、俺は一人で大丈夫だ。;Female=ゆっくり休んで、私は一人で大丈夫だから。}
美味しいものがあったら全部食べておく。
アブ:
まあ、お前の実力なら問題ないか……みんなぶっ飛ばせばいいだけだしな!
アブ:
じゃあ、今回はお前に任せるからな?でも、何かあったら、その……無理はするなよ!すぐに我を呼び出すんだぞ!
Player:
{Male=それにしても、正確に俺の場所を把握して招待状を届けた「コッポラ・モンテリ」という人物……只者じゃない。;Female=それにしても、正確に私の場所を把握して招待状を届けた「コッポラ・モンテリ」という人物……只者じゃない。}
深夜(22:00-02:00)にリベルタ広場に向かう
あなたの前に立つコッポラはカルロッタの叔父であると同時に、「パドリーノ」の実子であり、次期当主の候補でもある。
彼は協力に感謝しつつも、あなたが深入りしすぎたことで、モンテリ内部の均衡や今後の計画に影響が出るかもしれないと語った。そして彼は、カルロッタの代わりとして、ファミリーの最も信頼できるパートナーとして仲間になりたいと申し出る。応じない場合は、ファミリーのことには安易に干渉しないでほしいとも忠告してきた。緊迫したやり取りの最中、カルロッタが現れ、あなたを庇いつつ「目」には気をつけるようにと警告し、「約束の場所」で会おうと暗号で伝えてくれた。
去りゆくあなたを見届けた後、カルロッタはコッポラに、最近ファミリーを裏切り、金庫の中身を横領した管理員ベネットの件を持ち出した。
???:
――挨拶が遅れ申し訳ない。
???:
ブラックショアからの客人、カルネヴァーレの「戴冠 せし者」、モンテリの無実を証明してくれた友……Player。こうして顔を合わせることができ、実に光栄だよ。
コッポラ:
まずは自己紹介をさせてくれ。私はコッポラ・モンテリ――カルロッタの叔父であり、「パドリーノ」の実子 。そして次期当主候補 だ。
Player:
(コッポラはモンテリでも上の立場にある……ただお礼のために呼び出されたとは思えない……)
{Male=あなたのような方がなぜ俺に招待状を?;Female=あなたのような方がなぜ私に招待状を?}
{Male=本当にただの招待なのか?;Female=本当にただの招待なの?}
コッポラ:
君の助けがなければ、ファミリーの裏切り者を捕らえることはできなかった。私が無事に解放されることもなかっただろう。
コッポラ:
カルロッタから礼を言われているだろうが、私からも直接感謝を伝えさせてくれ。
コッポラ:
しかし、捕えた裏切り者があまり情報を握っていなかったのが残念だ。裏に潜んでいる「大物」はまだ尻尾を見せていない。これは少し気がかりだ。
カルロッタが調べているから心配しなくていい。
その「大物」はファミリーの中でもそれなりの地位の者らしい。
{Male=モンテリファミリーのことだから、俺にはよく分からない。;Female=モンテリファミリーのことだから、私にはよく分からない。}
コッポラ:
ならば、あの子の調査を待つとするか。
コッポラ:
ラグーナでの我々モンテリの立場は、表から見えるほど華々しいものではない。教団にフィサリア、そして新参者の残星組織 ……誰かが動きを見せた時、真っ先に排除されるのは私たちかもしれないのだ。
コッポラ:
つまり、捕えた裏切り者は警告であると同時に、ヒントにもなり得る……加えて、この先の脅威に立ち向かうためにも、ファミリーの外に協力者を作ることは欠かせない。
コッポラ:
カルロッタが君と親密な関係を築いたのもそのためだ。
じゃあ、それだけで十分だ。
モンテリファミリーとも関係を築いているつもりだった。
コッポラ:
そうかそうか……では、私も単刀直入に言わせてもらおう。
コッポラ:
カルロッタはファミリーの中でも大切な存在だ。もちろん、私もそのように考えている。
コッポラ:
だが、カルロッタは父親 が引き取って育てている分家の者。本来、ファミリーを代表してブラックショアと交渉する役目を担うべきなのは、正統な後継者である私なのだ。
コッポラ:
私の敷いたレールはファミリーに利益をもたらす……私はすべてをあるべき場所に戻したいのだよ。君という「些細な過ち」を含めてね。
コッポラ:
ブラックショアの指導者が君をリナシータに向かわせたのには、何かしらの理由があるのだろう?私に打ち明けてくれれば、カルロッタよりも強大な助力を約束しよう。
今すぐ答えることはできない。
何の見返りもなしに?
コッポラ:
もちろん、すべては君次第だ……だが、次期当主である私にも、譲れない誇りがある。
コッポラ:
こちらにつく気がないのなら、今後はモンテリファミリーの一切に関わらないでもらおう。
コッポラ:
さもなくば……後悔することになる。どれほど実力があろうと、モンテリを敵に回すべきではない。
コッポラ:
ゲームに参加する気がないのなら、物言わぬ傍観者でいてくれればいい。だが、参加するのならルールは守ってもらおう……私の定めたルールをな。
???:
一理あるとは思いますが、ルールとは時に……もう少し柔軟であるべきでは?
カルロッタ:
こんな時間に、Playerさんと二人でおしゃべりだなんて……まさか、楽しいゲームでも始まるのですか、コッポラおじ様?
コッポラ:
タイミングが悪かったようだな、カルロッタ。今話が終わったところだ。
カルロッタ:
あら、そうですか。実は、Playerさんとは先ほどまで一緒にいたのですが……少し目を離した隙におじ様に呼び出されてしまいまして。
カルロッタ:
話が終わったのなら、わたくしがPlayerさんをお連れしても構いませんわね?
コッポラ:
お前は残りなさい、カルロッタ。まだ話がある。
カルロッタ:
コッポラ:
「銃」は確かに役に立つ。だが、「銃」を握る資格は誰もが持つわけではない。
カルロッタ:
分かっていますわ、おじ様。身の程はわきまえています。それに、手にすべきでない物を望んだことはありません。
カルロッタ:
それがブラックショアであれ、カルネヴァーレであれ……わたくしの基準はただ一つ。「モンテリ」にとって有益か否かです。
カルロッタ:
利益となることや、当主の申し付けであれば、全力で遂行します。そして、ファミリーの利益や栄誉を損なうことであれば、全力で阻止します。
コッポラ:
……それでいい。己の言葉を忘れるなよ。
カルロッタ:
そう言えば、おじ様……ベネットのことはご存じですか?
コッポラ:
ファミリーに背き、横領の罪を犯した金庫の管理員だろう?奴がどうした。私の管理の責を問うつもりか?
カルロッタ:
いいえ、たまたま下の者から話を聞きまして……
あなたはカルロッタよりも先に「約束の場所」に着いた。待っている間、モンテリの服装をしたメンバーたちが、なぜか次々とその場を立ち去って行くのに気づく。ただ一人、明らかに他の者とは違う佇まいの老紳士だけがその場に残り、目の前の絵を見つめていた。絵について話しかけると、老紳士は芸術を愛する投資家であり、雨上がりを待つ間、暇つぶしとしてその絵を見ているだけだと語った。
今必要なのは、目の前の均衡を維持することではなく、未知を受け入れ、自ら変化していくこと——老紳士の絵に対する感想から、あなたは何故か別の深い意味を感じ取った。
Player:
{Male=(カルロッタはいないみたいだな。少し待とう。);Female=(カルロッタはいないみたい。少し待とう。)}
{Male=(「目」は行ったみたいだ);Female=(「目」は行ったみたい)}
(この人も「目」の一員……?)
(身なりもたたずまいも……他の人とは違う)
老紳士:
若者よ、火を貸してはもらえんか?
ごめん、持ってない。
老紳士:
そうか、せっかく葉巻があっても火をつけられんとは……孫娘が言うには、ラグーナの雨は不運の前触れらしい。本当にそうなのかもしれんな。
(この人がここにいるのは偶然?それとも何か意図が……?)
(少し探ってみよう)
Player:
{Male=ずっとこの絵を見てるみたいだけど、何か特別な絵なのか?;Female=ずっとこの絵を見てるみたいだけど、何か特別な絵なの?}
老紳士:
おや、君もこの絵に興味があるのかね?それとも……雨がやむまでの暇つぶしかな?
絵を見ているあなたの姿が目に入っただけ。
そう、ここで人を待ってるから。
老紳士:
はははっ、投資家の本能かも知れんな。特別な価値を持つものにはつい目が行ってしまうのだ。
{Male=(芸術に投資してるってことか……?);Female=(芸術に投資してるってこと……?)}
老紳士:
モンテリファミリーは芸術において、流派や形式にこだわらん開放的な気風で有名だ。この地区では、様々なスタイルの作品を目にすることができる。条件も縛りもなく、ただ美を追求しているのだ。
老紳士:
芸術に造詣があろうとなかろうと、人は立ち止まり、作品を鑑賞する。雨に足止めをされ、同じ絵を見つめている今の私たちのように。
老紳士:
人は作品の中に、己の一部を見出す。
老紳士:
同じように足止めされている者同士、この絵に対する君の感想を聞かせてもらえるかね?
コラージュ技法を使って描かれた絵を間近で見た。
不規則で幾何学的な図形が大きな円の中に描かれ、互いに重なり合って全体を形作り、絶妙なバランスで美しい均衡を保っている。
だが、この均衡はとても脆い。二つの形が力強く引き合い、今にも衝突と崩壊が起きるのではないかと思わせる。
小さな欠片が大きな円に呑み込まれ、円がより完全な形となっている。
抽象的過ぎて、よく分からない……
作者は変化を求めているのかもしれない。
老紳士:
君のものを見る目と表現は……想像以上に鋭いな。ふむ、物事の本質を見抜いているようだ。
老紳士:
私も君とほぼ同じ感想だ。ただ一つだけ……バランスをとるために抑圧された小さな欠片が、少々惜しく見える。
老紳士:
一風変わった形だからこそ、当時の作者は惹かれ、描き表したのかもしれんな。
老紳士:
コレに今必要なのは、目の前の均衡を維持することではなく、未知がもたらす不確実性を受け入れ、自ら変化をもたらし、己の道を見つけることなのだ……かつての彼女のようにな。
変化をもたらし、己の道を見つける?この絵が……?
雨が上がると、老人は静かにその場を去っていった。煩わしい見張りから解放されたあなたは、ついにカルロッタと合流する。
彼女はコッポラの無礼についてあなたに謝り、自分は当主の座に興味がないことを打ち明けた。彼女が気にかけているのは、ファミリーに潜む裏切り者のことだった。信頼されていた金庫管理員のベネットは、横領していたことが発覚した後、街の外で「残像」に襲われ死亡したという。そしてその夜、カルロッタは彼から謎のメッセージを受け取っていた。彼女は、第三者の立場にいるあなたに、再び裏切り者を探し出すことに協力してほしいと頼む。気づかれないよう、あなたは「キャッツアイ」と名乗り、カルロッタの推薦で研修中の新メンバーとして振る舞うことになる。
あなたたちは、ベネットの死が真相を解き明かす鍵になると考え、彼の住居を調査することにした。
雨がやむと、絵を鑑賞していた老人は静かに去っていった。あなたは一人で絵に込められた真意を考え続けている。
カルロッタ:
『朽ちた栄光』――印象派の画家、パサリーの新作ですね……興味があるのですか?
たまたま、ある老紳士と絵について話した。
でも、雨が止んだら、すぐに行ってしまった。
カルロッタ:
そうですか。実はここに来るまで「目」の相手をしていまして。お待たせしてしまいましたが、退屈は免れたようで安心しました。
カルロッタ:
雨宿りでしょうか……画廊やアートセンターに近いモンテリ地区には、投資家や鑑定士が訪れます。業界の様子を見に来たり、情報交換をしたりなんかしているそうですね。でも、あなたが「目」に追われたりしていなくてよかったです。
カルロッタ:
ラグーナの雨は、いつも予期せぬものを運んできます……時間を少し無駄にしただけなら、運が良かったと言えるでしょう。
カルロッタ:
理由も言わずにここまで呼び出されて、きっと困惑していますよね。気をつけろ、とまで言われて……
正直、何が何だか……
あなたも、あなたの叔父も……
{Male=モンテリの人は「回りくどい」のが好きみたいだな。;Female=モンテリの人は「回りくどい」のが好きみたいだね。}
カルロッタ:
影に隠れていた「大物」が、ついに動き出したようです。
カルロッタ:
このところ、ファミリーとの取り引きを終了するという連絡が立て続けに来ています。ほとんどが、より適した売り手を見つけたという理由です。
カルロッタ:
そして……ちょうどそのタイミングでベネットという金庫の管理員による物資の横領が発覚しました。彼は金庫に保管されていた物を盗んで逃走し、残像 に襲われて街の外で亡くなったそうですが……
ベネットもファミリーの裏切り者?
カルロッタ:
……ベネットは、わたくしをサポートしてくれたことがあります。気配りができて信念のある人でした。こんなことをするなんて思えません。それに……
カルロッタ:
彼が亡くなった夜、わたくしのデバイスに彼から一枚の写真が送られてきたんです。写真の中の血に汚れた詩集には、線が引かれ強調された三つの言葉がありました。「嵐の中、君の双眸 が航路を照らす」「四十の冬が美しい君を囲むとき――」「行星が右に二周半回るとき――」
なんだか詩みたい。
つまり……どういうこと……?
カルロッタ:
わたくしも、これが何を指しているのか見当もつきません。ですが、意味は必ずあるはずです。
カルロッタ:
すべての手がかりが、ベネットこそ影に隠れた「大物」を引きずり出すカギであると示しています。そして今回、裏切り者は以前よりもさらに深い場所にいる……
カルロッタ:
モンテリはラグーナを解放に導く旗印であり、市民の自由と平等を守る盾。モンテリの基盤である金庫が「腐敗」すれば、ラグーナの均衡まで揺らいでしまいます。打ち破ったはずの独占と閉鎖が再び訪れる可能性すらも……
カルロッタ:
ファミリーの兄弟たちを疑いたくはありません……けれど、疑惑を完璧に晴らすことも、今は……
カルロッタ:
……ですが、あなたは違います。完全なる第三者であり、わたくしとともに最初の裏切り者を捕えたあなたを……わたくしは心から信頼しています。
{Male=俺の助けが必要なんだな。;Female=私の助けが必要なんだね。}
{Male=俺の出番だな。;Female=私の出番だね。}
カルロッタ:
おじ様の言葉で気付いたのです……ゲームに干渉できるのは参加者のみであると。立場と理由があってこそ、ファミリーの内情に堂々と干渉できる。
カルロッタ:
というわけで、さらなる調査のため、あなたに新たな肩書きをご用意しました。キャッツアイ――わたくしが推薦している考査中の新メンバーという立場ですわ。
でも、本当にファミリーに入るわけじゃ……
どう聞いても嘘だと分かる……
カルロッタ:
あなたがその気になればいつでも最終考査を行い、正式にモンテリファミリーの一員として迎え入れて差し上げましょう。
{Male=でも……どうしてキャッツアイなんだ?;Female=でも……どうしてキャッツアイなの?}
カルロッタ:
ファミリーのメンバーは「特殊任務」遂行中はコードネームで呼び合うんです。そして、そのコードネームにちなんだ証を身につけます――わたくしの場合は「オパール」ですね。
カルロッタ:
オパールがキャッツアイを推薦するのは、ぴったりだと思いませんか?
カルロッタ:
それに、あなたのその瞳……希少なキャッツアイにそっくりです。
カルロッタ:
ですから、キャッツアイ……わたくしとともに、ファミリーに潜む誓いを破った者を捕え、迫りくる危機を阻止していただけませんか?
{Male=推薦してくれた人には逆らえないな。;Female=推薦者してくれた人には逆らえないね。}
ラグーナが混乱に陥る事態は防がないと。
{Male=俺も「大物」の正体を知りたい。;Female=私も「大物」の正体を知りたい。}
Player:
{Male=モンテリにはモンテリのやり方があるだろうし、品位や風格を重んじてるのも分かる……でも、仲間と一緒にいる時は、完璧じゃなくてもいいんじゃないか?;Female=モンテリにはモンテリのやり方があるだろうし、品位や風格を重んじてるのも分かる……でも、仲間と一緒にいる時は、完璧じゃなくてもいいんじゃない?}
カルロッタ:
どうしたのですか?急にそんなことを言い出すなんて。
肩の力を抜くタイミングがあってもいいんじゃない?
カルロッタ:
つまり、ありのままのわたくしを見たいということですか?
カルロッタ:
分かりました、考えておきます。
カルロッタ:
ベネットの住居を部下に調べさせました。彼の遺体は見つかっていますが、デバイスと盗まれたものの行方はまだ分かっていません。
そこへ行ってみよう、何か見つかるかもしれない。
「セージ」と「エイコーン」と呼ばれていたコッポラの手下たちも、ベネットの住居の外で何かを探していた。金庫の責任者であるコッポラが、盗品を探しにくるのも当然のことである。
あなたとカルロッタは相談の末、二手に分かれることにした。彼女が裏から中に入り調査する間、あなたは外にいる二人から情報を引き出すことになる。
カルロッタ:
一歩遅かったようですね。あの二人は、おじ様の下で働いているセージとエイコーンです。
コードネーム?
人の名前っぽくないけど……
カルロッタ:
はい、メンバー同士で使用するコードネームです。これは、仲間を判別する暗号にもなるのですよ。
カルロッタ:
これからメンバーと出会った際にはその者のコードネームをお教えします。もちろん、他に必要な情報があればそちらも。
カルロッタ:
どうやら、彼らも何か探しているみたいですね。
カルロッタ:
コッポラおじ様は金庫の責任者ですので、部下に盗まれたものを探させるのは筋が通りますが……わたくしがここで直接出ていくのは少し目立ちますね。
{Male=分かれて行動しよう。俺はあの二人に話を聞いてみる。;Female=分かれて行動しよう。私はあの二人に話を聞いてみる。}
{Male=カルロッタは裏から直接中に入って調べてくれ。;Female=カルロッタは裏から直接中に入って調べて。}
カルロッタ:
情報を引き出すのですね?あの二人はコッポラおじ様の下で長く働いているファミリーの古株。マルゲリータのレストランにもよく行っているみたいです。
カルロッタ:
富を愛する者とは商売の話を、酒を愛する者とは美酒の話をする……相手の好きなモノから会話を広げ、その後は……
臨機応変にやるから大丈夫。
あなたはセージとエイコーンから情報を聞き出した。二人はベネットの家を一通り調べたものの、盗品は一つも見つからなかった。そもそも二人は盗品を取り戻すことにあまり期待していなかった。コッポラがこの件に人手を割いていないことも理由の一つだが、二人はベネットが既に盗品を売りさばいていたと考えている。
エイコーン、セージ……
エイコーン:
おい、呼ばれてるぞ。
セージ:
なんだよ、それはお前もだろ。でも……見ない顔だな。
エイコーン:
だよな、どうする?
エイコーン、セージ。
セージ:
分かった分かった。コードネームを言えるってことは、ファミリーの一員で間違いないな。お前は誰だ?
新人のキャッツアイだ。
モンテリの一員だ。
セージ:
キャッツアイ?コードネームも初めて聞くな……まあいい、カルネヴァーレの後に入った新人ってことだろう。
エイコーン:
で、何か用か?俺らは忙しいんだ。マルゲリータのところで適当に食ったら、次の仕事に向かわなきゃいけねぇ。
(後輩という切り口から二人の機嫌をとる)
(マルゲリータという話題から二人の機嫌をとる)
Player:
{Male=二人は経験豊富なベテランだと聞いている。今も何かすごい任務の最中なのか?;Female=二人は経験豊富なベテランだと聞いている。今も何かすごい任務の最中なの?}
Player:
{Male=俺はまだ大きな仕事を任されたことがない。だから、勉強のためにも手伝わせてほしい。;Female=私はまだ大きな仕事を任されたことがない。だから、勉強のためにも手伝わせてほしい。}
セージ:
やる気があるのはいいことだ。でも、ついさっき調査が終わったとこでな。ここに仕事はないぜ。
セージ:
だが、お前もファミリーの一員だ。少しだけ事情を教えてやろう。少し前に身の程もわきまえずに、金庫のブツを盗んだ奴がいるんだ。
盗まれた物は全部見つかった?
セージ:
いや……部屋中探したが、何も見つけられなかった。
エイコーン:
犯人だってアホじゃない。きっと、もうすべて売りさばかれているんだろう。それに、上もあまりこの件に対して人手を割いていない。一つ一つ探し出すというのは無理がある。
{Male=ファミリーは焦っていないのか?;Female=ファミリーは焦っていないの?}
慌ててないってことは……ファミリーは何か策でも?
エイコーン:
どうだろうな。俺たちの上は「パドリーノ」の実の息子だし、あの方は自分の信念に則って事を進める。俺らに考えを伝えるつもりはないのだろうよ。
エイコーン:
だから俺たちがすべきは、無駄な疑問を抱かず、ただ言われた通りに仕事を全うすること。
セージ:
そうそう。けど、妙だと思ったことには気を配っておけよ。それがチャンスになるかもしれないからな。新人ってのは働いてなんぼだ。
(よし、色々と聞くことができた)
(カルロッタと合流しよう)
あなたはこれまでの情報をカルロッタと共有し、いくつかの不審な点に気づいた。カルロッタがベネットの件を持ち出した際、コッポラは冷静だった。しかし、ファミリーを煩わせている一連の事件は、どれも彼が直接管理している金庫に関係しており、もし彼が次期当主の地位を重んじているのなら、誰よりも事件の早急な解決に努めるはずだ。そもそも、聞いた話ではベネットも利益に目がくらむような男ではないとのこと。話しているうちに、あなたたちは近くで秘かにこちらを観察している年老いた男性に気づいた。彼は、あなたたちに気づかれたと察するとすぐに逃げ出し、あなたたちは急いでその後を追った。
調査を終えたカルロッタと合流し、先ほど聞き込みをした結果を伝えた。
カルロッタ:
何も見つからなかったのに、おじ様は気にしていないということですか?
カルロッタ:
おかしいですね……ここ最近の事件は多かれ少なかれ、すべて金庫と関りのあるものです。次期当主の地位を守りたいのなら、一刻も早く盗まれた物資を取り返し、事件を解決したいはず……
コッポラは何かを隠しているのかもしれない。
この事態が、コッポラの想定内だということだ。
そうでなきゃ、辻褄が合わない。
カルロッタ:
そう言えば、あなたがおじ様と会っていたリベルタ広場 ですが、ベネットが最後に姿を見せた場所の近くなんです。
カルロッタ:
昨晩、わたくしがあの場に居合わせることができたのも、この件を調査していたからでして……
だからあのとき急に現れたのか……
カルロッタ:
ええ。ですが、おじ様にベネットのことを話してみても、特に変わった様子はなく……二人を結び付けるものはありませんでした。
カルロッタ:
ベネットの家を調査した結果も、おじ様の手の者が言っていた通りです。
カルロッタ:
怪しい物が隠されていることもなく、大きな荷物が置かれたような痕跡や、運ばれた跡もない……まさに金庫で働く普通の青年が暮らす普通の部屋といった感じで、気になるものは何も見つかりませんでした。
カルロッタ:
ベネットの人柄についても調べてみたのですが……野心家ではあれど、やはり私利私欲で動くような人ではありません。
カルロッタ:
モンテリは富とチャンスを皆に分け与えています。ラグーナのために働き、栄光を手にしたいという若者は例外なく受け入れて来ました。利益の為にファミリーを裏切るとは、考えにくいのです。
ファミリーはみんなを守っている。
みんながファミリーの栄光を築いている。
カルロッタ:
さらなる情報が必要ですね。違う角度からもう一度、事件の全容を見てみる必要がありそうです……
カルロッタ:
静かに、動かないでください……あそこに、シラバトのような姿をした男がいるのが見えますか?
カルロッタが示した方向に視線を向けると、そう遠くない場所に身を隠している男の姿が見えた。どうやら、こちらの動きを気にしているようだ。
しかし、視線に気が付いた男は逃げるようにその場を離れていった。
カルロッタ:
追いましょう。
城内にあるベネットの住所に向かう
カルロッタは男の素性を言い当てた。彼は、かつてファミリーを離れた元メンバーのダンカンだ。ダンカンは、ベネットが膨れ上がる野心と利益欲のために命を落としたと話した。彼はカルロッタと共に「あの雨の夜」を経験しており、モンテリの名を継ぐ者は皆、すべてを失う運命にあると信じている。カルロッタは、ダンカンの考えを尊重しつつも、彼の心の内にある迷いを見抜いていた。モンテリと関わりを絶ちたいと思いながらも、彼は旧友ベネットの死を知り、自らラグーナに戻ってきたのだ。あなたたちはベネットの死因に対する疑念を打ち明け、彼の友人として調査に加わってほしいとダンカンに申し出る。しばらく迷った末、ダンカンはあなたたちに、ベネットと密に連絡を取り、盗品の取引をしていたと思われる組織、「レッドベルベット」とその手先について教えてくれた。
カルロッタ:
もう逃げられませんよ。さあ、じっくりお話ししましょうか。
???:
ふぅ……やはり、若者には敵わんな。
???:
私は何もしていない。たまたま通りかかっただけでここまで追われるとは……モンテリもずいぶんと過激になったものだ。
逃げなければ追わなかった。
なぜ一目見ただけでファミリーの者だと?
カルロッタ:
逃げるお気持ちはわかりますよ。己の「過去」と向き合うのも、モンテリと関わるのもお嫌でしょうから。
カルロッタ:
そうですよね、ダンカン。
ダンカン:
はは、はははっ……まったく、記憶力が良すぎるのも困ったものだな。
ダンカン:
私のような肩書きのない小物の名前まで覚えていてくれるとは……
カルロッタ:
わたくしは決してあの雨の夜を忘れません。豪雨 に打たれたひとりひとりの顔も。
ダンカン:
残念だが、私は思い出せんよ。私はとうにその名を捨てたのだ。もはやモンテリの一員でもない。
ダンカン:
ファミリーと共に歩んだ過去には、確かに喜びもあった。だが、失ったものの大きさに比べれば微々たるもの……私はもう、疲れ果ててしまったんだよ。
それなら、なぜここに?
言葉と行動が矛盾している気がする……
Player:
{Male=無関係だと言うなら、なぜここに?何か、無視できないことでもあったのか?;Female=無関係だと言うなら、なぜここに?何か、無視できないことでもあったの?}
カルロッタ:
あなたは先ほどベネットの家の前にいました。それに、服が濡れていますね?つまり、偶然通りかかったわけでなく、長らくそこにいたということ。何を待っていたのですか?それとも、何かを探していたのですか?
ダンカン:
……分からない。
ダンカン:
ファミリーに残った数少ない友人に祈りを捧げたいのか、奴に愚痴を言ってやりたいのか、金に目を眩ませ誓いを破ったことを責めたいのか……
ダンカン:
それとも、ファミリーから許しを得られるようあの愚か者が盗み出したものを探し出し、最後の尊厳を守ってやりたいのか……
ダンカン:
前からあいつに言っていたんだ。ファミリーを抜けよう、と……ラグーナで繰り広げられるゲームにおいて、モンテリを待ち受ける道は二つしかない。
ダンカン:
ゲームに勝ち続けるか……すべてを失い、追放されるかだ。
ダンカン:
モンテリの者には、すべてを手に入れるチャンスが与えられる。だがその代償として……すべてを失うこともある。愛、信念、人間性……時には命さえ。
ダンカン:
あいつは野心と利益のために、すべてを失った……そういうことだ。
ゲームをやめるタイミングは自分で決められる。
それが、あなたがファミリーを抜けた理由?
カルロッタ:
多くの人は、現状がどれほどひどくとも受け入れてしまいます。変化を望むよりずっと簡単ですから。変化には新たな挑戦が必要となる――ですが、リスクのない挑戦など存在しません。
カルロッタ:
行き詰った現状を打開し、変革を求めると決断した瞬間、長く険しい道に足を踏み入れることになるのです。
カルロッタ:
ファミリーの繋がりは、一人では抗えない雨風に立ち向かうためのもの。一人では成しえないことを成すための力です。
カルロッタ:
けれど、モンテリでは選択する自由も各々に与えられます。ファミリーが個人を縛り付けることはない……あなたの離脱こそが、その証ではありませんか?
カルロッタ:
ベネットにしてあげられることは、まだまだありますよ。彼が使っていたデバイスも、盗まれたものも……彼の遺体以外、何一つ見つかっていないのですから。
カルロッタ:
彼を良く知るあなたなら、色々と見つけられるかもしれません。もしかしたら……
ベネットの死に隠された真実も見つけられるかも。
{Male=俺たちがベネットの家に行ったのは手がかりを探すためだ。;Female=私たちがベネットの家に行ったのは手がかりを探すためなの。}
ダンカン:
……そういうことなら、レッドベルベットに話を聞いてみるといい。
レッドベルベット?
ダンカン:
カタギが作った自由組織のリーダーだ。ラグーナ城を拠点にしているよ。ベネットともよくやり取りしていたから、あいつが横領してたんなら、奴らがその物資に手を付けている可能性は高い。
ダンカン:
だが、あの組織とファミリーは仲が悪い。レッドベルベットに会えるかどうかは分からないし、会えたとしても話してくれる保証はないだろう。
カルロッタ:
問題ありません。あなたがそう言うのなら、試してみる価値はあるでしょう。
カルロッタ:
どう探すかですが……Playerさん、ラグーナで情報が一番集まる場所へ行ってみましょう。
カルロッタによれば、レッドベルベットはベネットとの関わりだけでなく、最近になって取引を打ち切ると宣言したモンテリの元取引先でもあった。疑念が深まる中、あなたたちはレッドベルベットに接触するため、ラグーナの掟に従い、暗号と隠語に酒を使用し連絡人を探し出すことを決めた。
カルロッタ:
さあ、着きましたよ。
一番情報が集まる場所って……露店の酒場?
こんな分かりやすい場所にいるとは思えないけど……
カルロッタ:
ラグーナでは、「酒を好まぬ者に幸運は訪れない」と言われています。
カルロッタ:
お酒の組み合わせを取引相手との「暗号 」代わりに使うこともあるのですよ。
カルロッタ:
例えば、アプリコットとミントの組み合わせは死や危険を表します。もちろん、特定の取り引きにおいて使われる、機密性の高い暗号もあります。
注文を通して情報を伝えているということか。
酒杯じゃなく情報を交わすということか。
カルロッタ:
ええ、この辺りは誰でも利用できる情報交換の場ですから。
カルロッタ:
ファミリーとレッドベルベットの関係性から見れば、居場所を特定するのは難しいかもしれません。ですが、レッドベルベットの連絡人はいるはずです。
カルロッタ:
その方に繋がるお酒を注文して、注意深くここにいる人たちを観察しましょう。彼らの会話を通してレッドベルベットの連絡人を探し出せば、会える可能性が出てきます。
バーテンダー:
いらっしゃいませ、ご注文は?
カルロッタ:
レッドベルベットリボンをお願いします。
バーテンダー:
レッドベルベット……特別なお酒ですが、もしかしたらお客様の探し人も、あなた方をお待ちかもしれません。お二人の望みが叶うことを願っております。
楽し気な男:
原始の衝動は荒波の如く渦巻いている。ああ……君の慈愛はなんと魅惑的なんだ。すべてを捨て去ってでも、君の腕に抱かれたまま永遠に眠り続けたい……
こんにちは。
楽し気な男:
この琥珀色の蜜は毒なのだろうか、それとも安らぎをもたらす良薬か……?
あの……
楽し気な男:
話しかけるな!こっちに来るな!
楽し気な男:
虚しい……この心は虚無に包まれている。俺は何もするつもりはない……お前は誰だ?俺は何者だ?
楽し気な男:
モンテリ、フィサリア、教団、民間人……肩書きさえ捨て去れば、私たちに違いはない。しかし無情な現実は、逃げることさえ許さない!
{Male=お酒で詩の才能が開花したのかな。;Female=お酒で詩の才能が開花したのかも。}
酔ってるのか、ハイになってるのか……
その時、お酒を受け取った方向から何者かの視線を感じた。しかし、振り向いたときにはすでに、その視線は消えていた。
カルロッタ:
行きましょう。この方はわたくしたちが探している相手ではありません。
おしゃべりな女:
あは、やっと来た!お店に入ってきた時から、あなたたちのことが気になってたのよね。
一杯飲む?
このお酒を受け取ってくれる?
おしゃべりな女:
誤解しないで、あたしはよくここに来てるから、そのお酒が何を意味するのかは知ってるわ。でも、あたしじゃ答えてあげられない。
おしゃべりな女:
あなたたち、身なりも雰囲気も一味違うし……モンテリファミリーの人でしょ?
おしゃべりな女:
情報がほしいのなら、あまりケチケチしない方がいいわよ。この先あたしから有益な情報を得られる時がくるかもしれないしね?
おしゃべりな女:
そうだ、あたしをモンテリファミリーのお抱えにしてよ。いい情報をあげるからさ!実力も見せたいし、何でも聞いて!
ベネットについて尋ねる。
レッドベルベットについて尋ねる。
カルロッタについて尋ねる。
今までで一番あり得ないと感じた情報を聞く。
おしゃべりな女:
モンテリのベネットのこと?最近起きた事件の渦中の人よね。ファミリーの誓いに背いたって聞いてるわ。
おしゃべりな女:
でも、モンテリのお嬢様と一緒に回収不可能と思われた物資を取り戻したことがあるみたい。そうなると、なんだか行動が矛盾してるわよね。
その時、お酒を受け取った方向から何者かの視線を感じた。しかし、振り向いたときにはすでに、その視線は消えていた。
カルロッタ:
わたくしが握っている情報とほぼ同じ……なかなかの情報収集能力ですわね。
カルロッタ:
三日後の同じ時間に、「ゴールドスパイク」というお酒を注文して、緑色のトルマリンを身につけた者に話しかけてください。
夢中な男:
キルシュヴァッサーにウイスキー……えっと、それからチェリートマト?これの意味は……復讐?
夢中な男:
ブラッドオレンジ、ジン……ん?そのお酒、あまり見ないな。良かったら、そのお酒の意味を教えてくれない?
必要な時が来たら自然と分かるようになる。
これには大声では言えない恐ろしい秘密が……
夢中な男:
その返事は……つまり、教えたくないということ?いや、いいんだ。俺、ただそういう暗号とかに興味があって研究していただけで……
{Male=どうして調べてるのか?;Female=どうして調べてるの?}
夢中な男:
えっと、その……酒で数字を表せないかとか、アルコール度数や製造年を暗号にできないか、色々と模索してて……あ、でもそれだと酒の種類の意味がなくなるか……
カルロッタ:
暗号とは、似たような法則を持つものです。大切なのは双方が統一されたルールを用い、同じ情報を手にしているということ。
カルロッタ:
その気になれば、同じお酒やモノに無数の意味を持たせられます……わたくしや他のファミリーの者も、その場限りの暗号を作ったりしますわ。
その時、お酒を受け取った方向から何者かの視線を感じた。しかし、振り向いたときにはすでに、その視線は消えていた。
カルロッタ:
あなたはどうやら、ここで長らく「暗号」について研究をされているようですね。良ければ、一つ教えていただけませんか?
カルロッタ:
あちらのバーテンダーが、いつからお店にいたかご存じで?
(カルロッタはあのバーテンダーを怪しんでいるのか……?)
夢中な男:
えっと確か、俺と同じくらいに店に来てたはず。大体、朝の八時ってところかな?
カルロッタ:
ありがとうございます、助かりました。
「一番情報が集まる場所」に向かう
バーテンダーこそがレッドベルベットの連絡人であるとあなたたちは見抜いた。暗号の意味をすべて理解していなくとも、バーテンダーという立場にいる彼は必要な情報を決して見逃さなかった。モンテリからの接触を快く思っていなかったが、掟である以上、彼は阻もうとはしなかった。また、彼はベネットがカルロッタを尊敬していたこともよく知っていた。バーテンダーは、そよ風のヘイヴンでレッドベルベットと面会できるように手配してくれると言った。
バーテンダー:
おや、どうしたのですか?先ほどのお酒に何か問題でも?
{Male=いいや、問題なのはあなただ。;Female=いいえ、問題なのはあなた。}
{Male=いいや、あなたに用がある。;Female=いいえ、あなたに用がある。}
カルロッタ:
さすがはレッドベルベットが用意した連絡人。バーテンダーならば、誰よりも目立たず、すべてを把握できる……とてもいい隠れ蓑ですわ。
カルロッタ:
すべてのお酒はあなたの手で作り出され、「暗号」はあなたを通して渡される――そのひとつひとつを理解しているのかはわかりませんが、自分に有益な情報は漏らさず拾えますものね。
カルロッタ:
バーテンダーさん……わたくしたちが注文したレッドベルベットは、あなたにお渡しするべきだと思うのですが、いかがしょう?
バーテンダー:
はぁ……結局、僕のところに戻ってきてしまいましたか。さて、困りましたね。
バーテンダー:
規則に従うのであれば、これで接触は成功です。本来なら話を聞くべきなのですが、レッドベルベットはモンテリと関わりを絶っている……
バーテンダー:
取り引きの破綻で、関係は冷え切っています……本当に顔を合わせたいのですか?火種が燃えあがるかもしれませんよ、モンテリのお嬢様?
話し合いができる相手なら、火種は燃えない。
{Male=問題を解決するために来た。;Female=問題を解決するために来た。}
カルロッタ:
レッドベルベットがモンテリとの取り引きを終わらせたのは、ベネットという金庫の管理員が原因だと聞いています。
バーテンダー:
おやおや……なんの冗談ですか?
カルロッタ:
では、なぜ突然取り引きを終わらせたのですか?ベネットは少し前に遺体で発見されました……死人に口はありません。事情を知っているのはあなた方だけ……何があったかを知るには、あなた方の情報が必要です。
バーテンダー:
ベネットが……死んだのですか?
{Male=本当に繋がっていたんだな。;Female=本当に繋がっていたのね。}
{Male=まだ知らなかったんだな。;Female=まだ知らなかったのね。}
バーテンダー:
まったく、状況は複雑になるばかりですね。
バーテンダー:
モンテリを信じていいのかは分かりませんが、ベネットに免じて力を貸しましょう……あなたが本当に彼の言う通り、公正で義理堅い方なのであれば……
バーテンダー:
夕暮れの後、そよ風のヘイヴンにお越しください。レッドベルベットには連絡を入れておきます。
冷たい侍祭:
デバイスは初代主座 が歳主 より賜ったものであり、リナシータにもたらされた聖具なのです。
冷たい侍祭:
あなた方が手にしているものは、私的に作られた贋作でしかありません。その存在を許されていたのは、主座 のご慈悲なのです。贋作を回収し、一掃せんとする我らの行為を邪魔だてするとは……
レッドベルベット:
……教団には何度もデバイスの携帯許可を申請してきた。理由もなく拒み続けてきたのはそっちじゃないか!
レッドベルベット:
デバイスの供給はあんたたちが握ってる。ファミリーから手に入れることもできない……今あるのは、アタシらの最後の手持ちだ。それを渡す道理がどこにある?
冷たい侍祭:
聖具や歳主 に対するあなた方の切なる渇望は理解できます……ですが、デバイスを持つ資格があるかを判断するのは教団です。
冷たい侍祭:
富や財を捨て、天の国への礎を築く我々へ献上するのなら、許しを得ることもあるでしょう。
冷たい侍祭:
ですが、どこまでも逆らうというのなら……告解院へ送り、審判を受ける他ありません。
あそこで揉め事が起きてるみたい。
カルロッタ:
教団と民間人……レッドベルベットですね。
カルロッタ:
教団は確かに横暴ですが、ここまで傍若無人に振舞うなんて……街の外だからでしょうか?
カルロッタ:
レッドベルベットと話をするには、ひとまず目先の問題を解決しないといけませんわね。
個人用デバイスの回収が不可能だと判断した侍祭たちは、立ち去る前にレッドベルベットとファミリーの関係をさらに引き裂こうとした。レッドベルベットの話によれば、彼らこそが取引を打ち切られ、ファミリーからの庇護を失い、個人用デバイスと武器の購入権まで奪われた被害者だという。コッポラが開拓の理念に背くような行動をするはずがないとカルロッタは驚きつつも、レッドベルベットとの取引の再開を承諾し、かつて独占を打破したファミリーは、決して独占する側にはならないと伝えた。
ベネットについて、レッドベルベットは彼が横領するような人間ではないと言い、以前彼が自分の死を予感していたこと、そして海沿いの拠点に何かを残したことを教えてくれた。
冷たい侍祭:
誰かと思えば、モンテリ家のご令嬢と「戴冠 せし者」ではないですか。そのような立場の方々であれば、教団に盾突くことなどできないと思いますがね。
冷たい侍祭:
もう一度、ご忠告いたしましょう。私的にデバイスの取り引きをするのは、戒律に背く行為です。
デバイスの取り引き?
あなたがこの人たちの物を奪っているように見えた。
レッドベルベット:
これはアタシらがシェルコインで買ったもんだ。持って行くってんなら、コインをよこしな。
冷たい侍祭:
あなた方のシェルコインを受け取った取引相手 が、改心したのです。密造の罪を認め、もう二度と取り引きをしないとね。あなた方を告発したのも彼らです。
{Male=(密造、取引相手……ファミリーのことを言ってるのか?);Female=(密造、取引相手……ファミリーのことを言ってるの?)}
冷たい侍祭:
哀れなカルロッタ嬢。あなたはすべてを捧げている……でも、ファミリーはあなたを見放している。私が今話したことも知らなかったのでしょう?
カルロッタ:
侍祭様、わたくしとファミリーの絆は、そのような軽い言葉で溝が生まれるほど、安くありませんわ。
カルロッタ:
それに、今こうして話をしていることこそ、あなたがわたくしの身分を軽視できない証明になるのでは?
カルロッタ:
売買の自由は、歳主 、そして主座 が認めてくださった我々の権利です。過去の取引相手がどうであれ、レッドベルベットには自由に取り引きをする権利があるのをお忘れなく。
カルロッタ:
あなたはこちらが戒律に背いているとおっしゃいますが、ご自身こそ、戒律を守っていないようですね。わたくしがあなたなら、まずは自分で告解院に赴き悔い改めるでしょう。戒律を知りながら罪を犯すとは……何よりもひどい冒涜では?
冷たい侍祭:
口を慎みなさい!モンテリが教団とフィサリアにひれ伏し、我らの管理下に置かれた暁には、あなたは泣きながら歳主 の許しを請うことになるのです!
冷たい侍祭:
いずれ、すべては教団の手中に収められる。あなたもすぐに思い知ることになるでしょう。行きますよ!
先頭に立っていた侍祭は、他の侍祭たちを引き連れその場を去った。レッドベルベットも他の者を下がらせ、装備の損失を確認するよう指示を出した。
レッドベルベット:
エルネスト……あんたたちが会ったあのバーテンダーから話は聞いてるよ。アタシになんの用だい。
レッドベルベット:
今は庇ってくれたみたいだけど、あんたたちも聞いただろ。アタシらはファミリーにハメられたんだ……もう二度と、関わる気にはなれないね。
レッドベルベット:
ま、エルネストの言う通り……ベネットに免じて話は聞いてやる。だけど、言うこと言ったらとっとと帰んな。
全部罠の可能性がある。
教団がこの対立を煽っているとしたら?
レッドベルベット:
どうでもいいね。あんたたちから取り引きを打ち切られた事実は変わらない。そっちでどういう話になってるかは知らないけど、アタシらは急にファミリーから取り引きの中断を通告された。
レッドベルベット:
デバイスだけじゃない。「ジュエリーセット」や「パフューム」も……何一つ売ってくれやしない。
レッドベルベット:
それどころか今日まで、半月くらいはモンテリの誰からも接触がなかった。
レッドベルベット:
アタシらが教団やフィサリアの奴とドンパチやってるときに、モンテリは何をしてたっていうんだ?
モンテリでも色々起きていた。
カルロッタ:
ファミリーの誓いに背く裏切り者が出ました。わたくしたちも、金庫のことで手一杯だったのです。
{Male=言っていいのか?;Female=言っていいの?}
カルロッタ:
相手が相手ですから、すべてを明かした方がいいでしょう。ですが、あの侍祭が言っていたことは確かに初耳です。教団の管理下に置かれるだなんて……取り引きの中断も、モンテリの選択とは思えません。
カルロッタ:
ファミリーの理念は、第一に何よりもファミリーを重んじること。第二に主体的に行動し、開拓を続けるということです。
レッドベルベット:
あんたの「パドリーノ」は確かにそうだろうさ。でも、老いには勝てない。そしてあのコッポラは……いずれにせよ、あんたの言葉には効力がないんだ。
レッドベルベット:
とにかく、今後また取り引きができるようになるか、モンテリをもう一度信じることができるか……アタシが求めてんのは、ファミリーを代表して約束してくれる相手だ。あんたにそれができるのかい?
レッドベルベット:
教団の独占を破って、アタシら一般人と取り引きを始めてくれたモンテリが、今度は独占する側にまわるなんて……アタシはそんな姿、見たくないね。
カルロッタ:
あなたたちとの取り引きにどんな問題が生じたのか、戻っておじ様と「パドリーノ」に聞いてみます。
レッドベルベット:
まあいいさ、これはあんたらファミリーの問題だ。あんたに無理を言うつもりはない……さっきのくだらない話は忘れてくれて構わないよ。
レッドベルベット:
ああ、それと……エルネストから聞いたよ、ベネットが死んだんだって?この前会った時は元気だったのに……何があった?
ベネットは横領をしてたらしい。
あなたたちが彼の協力者だという噂もある。
だけど、何か裏があるような気がする。
レッドベルベット:
はっ、寝言は寝て言え!ったく、なにが横領だ……ベネットは確かにアタシらに物資を運んでいた。だが、それは全部正式に記録されたもんだ。
レッドベルベット:
アタシらは不当に利益を得たことはない。ベネットはあいつなりの信念を持って取り引きしてたよ。安く売ってくれることはなかったけど、こっちに損をさせることも絶対にしなかった。
レッドベルベット:
ベネットはいつだって、感情よりビジネスで動く男だったよ。そうそう、たまに輸送が遅れて裏山 で夜を明かしてたから、アタシらがあいつに休める場所を作ってやったんだ。
レッドベルベット:
最後に会った時は、ずいぶん長いことそこに籠ってたね。それで、裏山の拠点に何かを置いて……これを使うことにならなければいいとかなんとか、そんな風に言ってたよ。
(ベネットが何かを置いていった……)
カルロッタ:
ベネットは、自分の身に起きることを予測していたのかもしれませんね。
カルロッタ:
彼が使っていた場所を見てみたいのですが、場所を教えていただけますか?
レッドベルベット:
別に構わないよ。海沿いに道の入口 がある。そこを進むといい。だけど、行って何をするつもりだい?
真相をこの目で確かめたい。
カルロッタ:
確かに誰かがいた形跡がありますね。少し散らかっているのは……ベネットの偽装工作かもしれません。
カルロッタ:
スキャンモジュールで手分けして調べ、一通り調査を終えたら、手がかりについて話し合いましょう。
とてもよくできた回転箱を見つけた。回して開けられるようだが、どうすればいいのか分からない。
もしかしたら、ベネットが残した物かもしれない。回転箱をしまい、カルロッタと合流してから詳しく調べることにした。
酒の暗号に続き、あなたたちはベネットが残した手がかりを分析し、彼が死亡した夜に送ってきたメッセージを解読した。そのメッセージには、金庫内でも最高レベルの権限が必要なコレクションの番号が書かれていた。ちょうどその時、ダンカンからの連絡が入る。ベネットのデバイスを見つけたが、損傷が激しく修理が必要だという。これまで明らかになった数々の不審点は、すべてコッポラに繋がる。決して信じたくない可能性が、カルロッタの脳裏をよぎった。一先ず、あなたたちはモンテリ本部に戻り、デバイスを修理してそのコレクションの正体を突き止める必要がある。そこに、コッポラが裏切り者かどうかを示す答えがあるはずだ。
見つけた手がかりと、手に入れたものをカルロッタに見せた。
カルロッタ:
……妙ですわね。
Player:
どれも珍しい物じゃないけど、生活必需品でもない……この場所には似つかわしくない気がする。たぶん、ベネットがわざと残していったのだと思う。
カルロッタ:
確かにそうですね。それに……その三つにはなぜか既視感があります。
カルロッタ:
詩集に載っていた三つの言葉を覚えていますか?あの夜、ベネットが突然送ってきた内容です。
{Male=ちょうど三つのものに関連してるな。;Female=ちょうど三つのものに関連してるみたい。}
カルロッタ:
「嵐の中、君の双眸 が航路を照らす」――この絵に描かれている女性は雨に打たれていますが、その瞳は輝いていますね。
この言葉が指しているのは瞳に書かれたMLとCLのことかもしれない。
カルロッタ:
お酒での「暗号」と同じですね。注目すべきはモノ自体ではなく、双方が統一されたルールを用い、同じ情報を手にしているということ……共通する点を考えてみましょう。
カルロッタ:
次は、古びた本ですね。この本は冬について書かれた図鑑。二つ目の詩が冬に関連するものです。四十の冬が美しい君を囲むとき――……
本にある数字と言えば……40ページを見てみよう。
本の40ページを開いた。そこには冬についての情報と、大きく「1、9、0」という数字が書かれていた。
カルロッタ:
最後は、回転箱ですね。行星が……
右に二周半回るとき――
回転箱を右に二周半回すと、カチャっという音とともに一枚の紙切れが出てきた。そこには「4、6、8」と数字が書かれている。
カルロッタ:
カルロッタ:
ベネットは金庫の管理員でしたから、おそらく間違いないかと。でも、なぜこのような回りくどい方法でわたくしに番号を伝えたのでしょうか?
カルロッタ:
しかもこれは……最初の四つの文字 を見るに、金庫内でも最高レベルの権限が必要なものですね……
カルロッタ:
ごめんなさい。
ダンカン:
カルロッタさん、その、なんだ……この前、ベネットのデバイスを探してほしいと言っていたが、見つかったぞ。
{Male=すごい、どこにあったんだ?;Female=すごい、どこにあったの?}
ダンカン:
まあ、細かいことは気にするな。とにかく見つけたんだ。
ダンカン:
だが……残像 の攻撃を受けて、ひどく壊れてる。これじゃあもう使えない。中に残されてるデータを見るにも、修復が必要かもしれんな。
カルロッタ:
わかりました。そこでお待ちください。すぐにデバイスを取りに行かせ、金庫で修復させますわ。
ダンカン:
そ、そうか、その……じ、自分の目で確かめなくていいのか?
{Male=どうした?;Female=どうしたの?}
{Male=デバイスが見つかったのに、嬉しくなさそうだな?;Female=デバイスが見つかったのに、嬉しくなさそうだね?}
ダンカン:
いや、なんだ……修復が上手くいかないんじゃないかって心配でな。
カルロッタ:
ご安心ください、うちの研究員は優秀ですから。結果が出たらまたご連絡します。
とりあえず直ったデバイスを確認する?
それともあの番号が記された製品を調べる?
カルロッタ:
まずはモンテリ区に戻り、デバイスを修理できる者と合流します。金庫で保管されている品についても、そこに行けばわかるはずです。
カルロッタ:
Playerさん……ベネットは、最高レベルの権限に分類されている品に触れることなど、本来できないはずなのです。
Player:
{Male=つまり、それが盗まれたものなら、予想通りベネットは横領なんてしていなかったことになる。;Female=つまり、それが盗まれたものなら、予想通りベネットは横領なんてしていなかったことになる。}
カルロッタ:
ですが、そうなると、別の疑念が浮かんでしまいます。認めたくありませんが、論理的に考えると……どうしても「ある可能性」を否定できません。
カルロッタ:
最高レベルの権限を持つのは、「パドリーノ」 以外には、わたくしとおじ様だけ……
カルロッタ:
リベルタ広場に近い場所、金庫の管理権、地位の高い「大物」、消えた物資を取り戻そうとしない態度、レッドベルベットとの取り引きを一方的に終わらせられる立場……
カルロッタ:
ずっと手がかりの近くに浮かびながら、調査対象に上げられてこなかった人物……すべてが指し示しているのは――おじ様ただ一人……
カルロッタ:
ですが、本当におじ様だったとしたら……次期当主でありながらファミリーの信条に背くなんて、あまりにもおかしな話です……
カルロッタ:
確かめましょう、ベネットが残した番号が何を示しているのかを。わたくしの推測が間違っているのか否か、それではっきりとするはずです。
真実は一つだけ、それが何かは確かめてみなければわからない。
疑惑が晴れるか、確証を得るか……
Player:
{Male=俺は最後まであなたの隣にいる。さあ、行こう。;Female=私は最後まであなたの隣にいる。さあ、行こう。}
デバイスの損傷が激しく、基本データしか復元できなかった。復元されたデータには、ベネットのこれまでの行動が記録されており、あなたたちはその中の2つの座標に異常を感じ取った。それは、カルロッタがかつて調査したリベルタ広場と、コッポラ個人が所有している船着き場を示していた。
カルロッタの部下:
カルロッタ様のお申し付けで「DC 」という名の者から、少し前にデバイスを受け取りました。
(DC……ダンカンのことだろう)
カルロッタの部下:
修復はほぼ終わっているのですが……破損がひどく、データにズレ や上書き が生じてしまい……結局、一部しか復元できませんでした。
カルロッタの部下:
完全に修復する価値はなさそうですが……どうしても必要なのであれば、本部のピエールさん に連絡することをおすすめします。ピエールさんは、この方面の専門家ですので。
カルロッタ:
そうですか、では連絡をお願いします。それと、復元できたデータはそのままこちらにください。
カルロッタの部下:
承知いたしました、お待ちください。
カルロッタの部下は破損したデバイスを取り出し、復元したデータを出力して、礼儀正しくその場を後にした。
映し出されたデータを一つずつ確認すると、ベネットの普段の行動が分かった。基本的にトラットリア・マルゲリータと家、それから金庫の往復だが、二つだけ気になる場所がある。街中にあるリベルタ広場 と、ある船着き場 だ。
リベルタ広場……この前行った場所だ。
カルロッタ:
はい、あの夜わたくしが調査をしていた場所でもあります。これまでの調べ通り、ベネットはあの広場に行っていたようですね。
カルロッタ:
船着き場は、確かおじ様の個人所有だったはず……あそこは保管だけで、物資の取り引きを行う場所ではありません。
{Male=また叔父さんが関わってるなんて、怪しいな。;Female=また叔父さんが関わってるなんて、怪しいね。}
{Male=ベネットの記録を確認してから行ってみるか?;Female=ベネットの記録を確認してから行ってみる?}
カルロッタ:
ええ、データだけでは両者の関係性は分かりませんし、確証は得られないでしょう。
カルロッタ:
できれば、デバイスをピエールさんに見せに行きたいですね。ピエールさんはおそらく「パドリーノ」のもとにいると思います。二人は旧知の仲で、普段からよく一緒にいますから。もちろん腕も一流ですよ。
カルロッタ:
デバイスのデータをもう少し復元すれば……位置情報以外にも、役に立つ記録 があるかもしれません。
カルロッタ:
ひとまず、あの番号の製品が分かれば、有用な手がかりになるはずです。
カルロッタ:
ついて来ていただけますか。本部に戻るよう提案したのは、これが理由です……ファミリーの貴重品、取引用の商品、クライアントのコレクション……保管が必要なものはすべて金庫に預けられていますので。
カルロッタ:
もちろんそれなりの権限は必要となりますが、本部からであればその詳細な記録が閲覧できます。
そのコレクションは、なんとファミリーが開発した個人用デバイスだった。デバイスのコアデータコンポーネントは抜き取られていたが、あらゆる手がかりが、それがコッポラによるものだと示していた。ベネットは彼に横領の罪を被せられたのだ。通信中、コッポラはカルロッタにすべてなかったことにしてほしいと頼むが、ベネットの死とファミリーの危険を無視できない彼女はそれを断った。彼女は急ぎ、あなたと二手に分かれて行動を始めた。あなたはデバイスを持って専門家のピエールに完全復元を依頼する一方で、カルロッタは取り外された部品に関する手がかりを集めるために、コッポラの船着き場の調査に向かった。
カルロッタ:
コアデータコンポーネントは外されているようですね。ここに残されているのは空っぽのデバイスだけ……
カルロッタ:
これこそ、ベネットが死の間際に伝えたかったことなのかも知れません。金庫に関わる者の中に裏切り者がいて、その者がデータコンポーネントを外部に流出させた……そして、それを行える権限を持つのは、わたくしとおじ様と「パドリーノ」だけ。
これですべてが繋がった。
こんなことをするメリットが分からない。
カルロッタ:
リナシータのデバイスは教団が管理しているため、他の国のように自由に流通させることはできません。そんな中、かつてのパドリーノは海を渡り、ネオユニオンでデバイスを開発・改良する技術を身につけて戻って来たのです。
カルロッタ:
カービングライト型デバイスは、通常のデバイスをもとにファミリーが開発した改良型。見た目は普通の工芸品ですが、わたくしたちが開発したモジュールが搭載されています。レッドベルベットの言う通り、わたくしたちは芸術品の取り引きの傍ら、共鳴者に比較的安い値段でデバイスを提供していました。
カルロッタ:
モンテリは教団によるデバイスの独占に穴を開けたのです。わたくしたちは、郊外でも多くの者が己の身を守れる環境を作りたかった。みんなの選択肢がさらに広がるように。
カルロッタ:
教団はわたくしたちの取り引きを知っていても、高額な税金に免じて、ファミリーと危うい均衡を保ってきました。彼らの権威と領分を侵さなければ、わたくしたちのことも黙認していたのです。
カルロッタ:
この状況下で、ファミリーの者がデバイスの秘密を漏らしたり、ましてやデータコンポーネントを外部に流出させるなんて……おじ様は一体何を……
カルロッタ:
このままでは大変なことになってしまいます。なんとかしてコンポーネントを取り戻さないと……
コッポラ:
カルロッタ、どこにいる?
カルロッタ:
……
カルロッタ:
おじ様、教えてください。カルネヴァーレの前に、あの司祭が見せてきたペンダント……彼はどうやってあれを手に入れたのですか?おじ様は……どのような状況で囚われたのですか?
コッポラ:
そんなことはどうでも良いだろう?私は無事なのだ、もう危険はない。
カルロッタ:
彼らがおじ様に何かしたのですか?脅されて、本意ではないことを強いられたとか……
コッポラ:
よく聞け。お前がどんな結論にたどり着き、何を知ったかは分からん。だが、今手を引けば我々はまだ元の関係に戻れる。家族として過ごせるのだ。
コッポラ:
今……セブン・ヒルズの方で、物資の運輸に問題が起きている。次期当主からの命令だ、すぐに問題を解決してこい。ほら、お前が手を引けるよう理由を作ってやったぞ。大人しく言うことを聞けば、先ほどの話は聞かなかったことにしてやる。
カルロッタ:
お断りします。
コッポラ:
なに?
カルロッタ:
お断りすると言ったのです。何もなかったことにはできません。ファミリーの者を死なせたことについても、コンポーネントが外部に流出したことについても、わたくしは黙って見ているつもりはありません。
コッポラ:
コンポーネントのことは心配するな。確かに、モンテリファミリーは大きくなった。だが、親父を見ろ、ファミリーの兄弟たちを見ろ……野心には犠牲が付き物だ。我々の手にある栄光は同胞の血と涙で汚れている。もう、その道を歩む必要はない。
カルロッタ:
おじ様の口からそのような言葉を聞くとは、思ってもみませんでした。今何が起きているのかも、コンポーネントの在り処も……教えるつもりはないのですね?
コッポラ:
まさか全てを公にするつもりか?「パドリーノ」がどう思うか、他の者がどう思うかを考えろ。お前は次期当主の命令に従えばいい……ただ受け入れるだけでいいんだ。
カルロッタ:
不毛な議論はここまでにしましょう。
カルロッタ:
わたくしにおじ様を説得することはできません。ですが、逆もまたしかり……必ずあなたを止めて見せます。
カルロッタ:
ごめんなさい……正式なファミリーの一員でもないのに、こんな場面を見せてしまうなんて……
{Male=恥じることじゃない。俺は仲間だから。;Female=恥じることじゃない。私は仲間だから。}
{Male=厄介な状況ではあるけど、解決できないほどじゃない。;Female=厄介な状況ではあるけど、解決できないほどじゃない。}
カルロッタ:
そう、ですか?わたくしは、もっと……いえ、あなたには飾らない自分を見せると約束しましたものね。
カルロッタ:
ただ、やっぱり、すぐには受け入れられなくて……ここまでやってきたことに後悔はありません。真相を突き止めたことも、裏切り者を見つけたことも、危機を阻止しようとしていることも……ただ、裏で糸を引いていたのがコッポラであることが、とても悲しくて……
カルロッタ:
わたくしたちは、誰よりもファミリーの理念に背いてはいけないのに……誰よりもファミリーに責任を持たなければならないのに……
カルロッタ:
……感情に溺れていても、何も解決できませんね。目下の急務はコンポーネントを取り戻すことです。コンポーネントが外部にあるだけでファミリーには脅威となりますから。
カルロッタ:
あの侍祭の反応から考えて、コンポーネントはまだ教団の手に渡っていない……それなら、ベネットのデバイスに記録されていた船着き場にあるのかも……
カルロッタ:
計画を変更しましょう。先ほどの通信で警戒をしたおじ様が、コンポーネントを他の場所に移してしまうかもしれません。わたくしは今すぐ船着き場に向かいます。
デバイスにまだ復元できるデータが残ってるかもしれない。
他の場所の可能性もある。
カルロッタ:
はい、ですが時間がありません。今おじ様が動けば、コンポーネントを取り戻すチャンスを失う可能性があります。Playerさん、わたくしたちの唯一の強みは、二人だということです。
カルロッタ:
このデバイスを持って、銀行の外で待っているピエールさん のところへ行っていただけますか?さらに確かな証拠が必要ですし、船着き場で何も見つからなかった時のために、他の手がかりを探っておきたいのです。
コンポーネントを取り戻した後は……?
カルロッタ:
それだけでは解決しないと、わたくしも理解しています。おじ様の本当の目的と、それがファミリーに及ぼす影響は……安心してください、わたくしが必ず最善の策を見つけます。
計画通り、あなたたちは二手に分かれ、カルロッタは船着き場へと向かった。
カルロッタ:
この船着き場に運ばれてくる物資は、取り引きのための商品ではなく、あくまでおじ様の個人的な蓄え……コンポーネントをここに隠せば、簡単に見つかることはない。事態も把握しやすく、安全性も確保される……
カルロッタ:
ただ、辺鄙な場所とはいえ、ここまで警備が手薄なのは妙ね。あっさり入り込めるなんて……
カルロッタ:
ん?近くにエナジー反応が……調べた方がよさそうね。範囲も限られているし、すぐにエナジーの発生源を特定できるはず。
エナジー反応を辿って進むと、物資が置かれている場所に行きついた。注意深く調べてみると……
収納箱の中には、宝石が埋め込まれた工芸品が転がっていた。とても美しく目を奪われるが、これは今探しているものではない。
エナジー反応を辿って進むと、物資が置かれている場所に行きついた。そこを調べてみると……
左側の箱からは芳醇なお酒の香りが漂い、オレンジ色の液体がゆらゆらと揺れている。右側の箱には、特注品のドレスが丁寧にたたまれて入れられている。品質もデザインも一流だ。
けれど、データコンポーネントは見つからない。先ほど感じた不思議なエナジー反応とも関係なさそうだ。
カルロッタは計画通りに船着き場に到着した。不審なエナジー反応を辿っていくと、彼女は物資に埋もれていたステンドグラスの鏡を見つけた。その瞬間、突然鏡から深青色の腕飾りをつけた手が伸びてきて、彼女を鏡の中へと引き込んだ。座標は、手がかりに見せかけた罠だったんだ。
カルロッタ:
(どれも違う……まさか、推測が間違っていた?船着き場には何もない……?でも、それならなぜデバイスに記録が残っていたの?)
カルロッタ:
(もしくは、一歩遅かった……?すでにおじ様が、どこか別の場所に……?)
カルロッタ:
(それに、先ほどのエナジー反応は一体……途切れ途切れではあっても、あれは絶対に錯覚じゃなかった……)
カルロッタ:
(こんなところに、これほど大きなステンドグラスの鏡が置かれているなんて……)
カルロッタ:
(これは、普通のガラスではないわね。何かのエナジー結晶……エナジー……?)
カルロッタ:
(もしかして、コンポーネントの保管場所……?)
カルロッタ:
(それとも、わたくしを捕えるための罠……?)
一方、あなたはカルロッタに言われた通り、銀行の近くへ向かい、デバイスと音骸を研究しているピエールという専門家を探した。
ピエールのそばに立っていたのは、かつてあなたと一緒に絵を見ていたあの老人だった。彼の名は「パドリーノ」ことフランチェスコ、噂のモンテリファミリーの当主であった。あの時彼は、絵を通してカルロッタについて語っていた。彼は解決策を自ら提示するのではなく、カルロッタと彼女の仲間に決断を委ねるつもりだった。時が来たらこれをカルロッタに渡してほしいと言い、彼はあなたにある預かり物を手渡した。
あなたは完全に復元されたデバイスから隠されたデータを取得した。コッポラがカルロッタを罠に引き込むため、わざとこのデバイスをダンカンに渡していたことが分かった。カルロッタへの通信が繋がらない状況で、あなたは急いであの場所へ向かわなければならない。
老紳士:
また会えたな、若者よ。
またお会いできて光栄だ、カルロッタの「パドリーノ」。
{Male=ファミリーの現当主、フランチェスコさんだよな。;Female=ファミリーの現当主、フランチェスコさんだよね。}
他の人みたいに、「パドリーノ」と呼んだ方がいい?
フランチェスコ:
君は私の正体に驚かないのだな。
Player:
ピエールさんは「パドリーノ」のそばにいるとカルロッタが言っていた。なら、ピエールさんの傍にいるあなたの正体は簡単に想像がつく。
Player:
だから、あなたと初めて会った時に既視感を感じた。
この前会ったのは本当に偶然?
フランチェスコ:
ふむ、若者の言葉で言うところの……運命の出会い、だろうか。「斯くして、私たちは運命によって引き合わされた」……ロマンがあると思わんか?
フランチェスコ:
と言っても、君は私に会いに来たのではなく、「それ」のために来たのだろうがね。
フランチェスコ:
さあ、ピエールに見せるといい。今はそれが何より急務なようだ。
{Male=俺がここに来ると知っていたみたいだ。;Female=私がここに来ると知っていたみたい。}
それに、ここに来た理由も。
フランチェスコ:
この前見たあの絵を覚えているか?
フランチェスコ:
均衡の中にある小さな欠片は、持っている可能性を否定され、受け身でいることに慣れてしまった……あの子には、そうなって欲しくない。
フランチェスコ:
ただ、私は自分の枠組みを押し付けるつもりはない。あの子には信頼できる仲間とともに、己が真に求めるものを見つけてほしい。
フランチェスコ:
私は、ファミリーに手を出し、仲間に害をなす者を決して許しはしない。それが己の息子であったとしても。
フランチェスコ:
しかし……今回の問題において、私が用意した解決策は最終手段だ。その前に、あの子の決断を見る必要がある。
フランチェスコ:
人はいつか老いる。世代交代は当然の道理だが……モンテリにとっては伝統の継承よりも、創造と進化の方がずっと大切だ。
フランチェスコ:
時が来たと感じたら、これをあの子に渡してもらえるか……きっと役に立つはずだ。
ピエール:
少し厄介じゃったが……終わったぞい!
ピエール:
デバイス自体はもう使えんが、中のデータは完璧に復元できた。ズレや上書きされておった部分も含めてな。
まさか、誰かがデータを弄ってたのか……?
ピエール:
ふむ、確かにこのデバイスには細工された痕跡が残っておる。データを消すためというより、上書きすることで何かを隠そうとしたようじゃな。
ピエール:
まあいい。お前さんもデバイスを持っておるんじゃろ?データは全部そっちに送ってやろう。自分の目で確かめれば分かるはずじゃ。
これは……
コッポラ:
ベネットの死体の処理は終わったのか?
コッポラの手下:
は、はい……郊外へ運び出しました。残像 がいる場所なので、明朝にはベネットが襲われたという情報を流す予定です。
コッポラの手下:
だ……大丈夫でしょうか?教団の奴らのためにファミリーの仲間にまで手を出すなんて……こ、こうまでして教団と手を組む必要はあるんですか?
コッポラ:
もう後には引けん。このデータコンポーネントを教団に渡せば、フィサリアの代わりに我々が認められるのだ。街にいる他の共鳴者どものことは放っておけばいい。
コッポラ:
ベネットに関しては……教団に言われずとも、いずれ始末していたさ。
コッポラ:
奴は知り過ぎた……レッドベルベットの件をしつこく追及してきたあの時から、ベネットの結末は決まっていたし……私の邪魔をする者は皆、同じ運命を辿るだろう。
コッポラの手下:
は、はい……
コッポラ:
私たちはあの雨を乗り越えてきた。だからこそ、もう大切な者を失いたくない。そうだろう?
コッポラ:
犠牲を出さない最善の方法は、争わないことだ。力のある者に頼り――それにひれ伏すことこそが最適解なのだ。
コッポラ:
ファミリーを抜けたお前に協力を頼むのは筋違いだろうが……このデバイスをカルロッタに渡して欲しい。
ダンカン:
何が入ってるんだ?これを渡したとして……カルロッタはどうなる?
コッポラ:
デバイスに備わっている位置情報機能と記録されたデータ以外、中には何もなかった。
コッポラ:
三日後、私はファミリーを代表して教団と交渉を進め、話をまとめるつもりだ。すべてが終わるまで、カルロッタには大人しくしてもらわねば困る。もちろん、彼女にも選択する機会は与えると約束する。
コッポラ:
ベネットについてもだ。お前が言われた通りにすれば、奴の横領については不問とし、許しを与えてやる。お前は自分が思っている以上に、ベネットという友を大切にしているようだからな。
コッポラの手下:
どうかしてる、コッポラさんは何がしたいんだ?……ファミリーの仲間を殺すなんて、誓いに背く行為じゃないか。こんなの駄目だ……どうにか全てを記録しておかないと……
コッポラの手下:
俺のデバイスに残すか?いや、危険すぎる……そうだ、ベネットのを使おう。死んだ奴のデバイスなら、すぐには気づかれないんじゃないか?
コッポラの手下:
よし、データを移せた。あとは別のデータで上書きして……きちんと証拠を残しておかないとな……万が一、いつか……お、俺が消されても……
{Male=あのデバイスは、コッポラが用意したものだったのか!?;Female=あのデバイスは、コッポラが用意したものだったの!?}
まずい、船着き場は罠だ……!
繋がらない……
今すぐ行かないと!
ピエール:
罠じゃと?カルロッタは大丈夫なのか?まさか、お前の想定以上にひどい事態になっておらんじゃろうな。本当にカルロッタ一人にすべてを任せるつもりか?
フランチェスコ:
問題ない。私はあの若者のことも、カルロッタのことも信じている。確かにこれは罠だ。だが、あの子が前に進む転機になるやもしれん。
教団と正面からやり合うのは賢明ではないが、コッポラの後ろに縮こまり、場所がわからないコンポーネントを探し続けるのも割に合わないと考えたあなたたちは、コッポラに自らコンポーネントを差し出させるため、2日後に盛大な決意表明を行うことに決めた。
復元されたデータから知った事実をカルロッタに伝えた。
カルロッタ:
そんなことが……ダンカンはベネットの死の真相を知らなかったのですね。ただ、友人の最後の尊厳を守ろうとして……その気持ちをおじ様に利用されてしまった、と……
カルロッタ:
彼は命を落としたベネットの代わりに償い、彼の名誉を挽回するために、手を加えられたあのデバイスをわたくしたちに渡してくれた……
カルロッタ:
おじ様はデバイスの記録をいじらなかった ようですね。でなければ、上書きで隠されたデータを見つけていたはずですから。あの人はただ、ベネットが足を運んでいた船着き場 に罠を仕掛けただけ……
カルロッタ:
……おじ様やダンカンの気持ちが分からないわけではありません。彼らは穏やかで、リスクの少ない未来を欲した。そんな明日を夢見ない人など、この世にいないはずですから。
カルロッタ:
けれど、わたくしたちの願う未来は教団への依存ではない……穏やかな未来は、彼らの庇護の下で得られるようなものではありません。
カルロッタ:
もとより、教団はファミリーとは正反対の道を歩んでいる。ひとつ諦めると決めた瞬間から、さらに多くを諦めざるを得なくなる……主導権を失えば、最後には言葉を発する資格すらなくしてしまう……
カルロッタ:
高く厚い壁を前に、「パドリーノ」とファミリーの先人たちは、その手で道を切り開いてきました。わたくしも彼らのように、ファミリーのみんなに……いいえ、ラグーナのすべての人々に、共に歩んでいける道を示したい。
カルロッタ:
富と力がなければ、自由は手に入らない。でも、自由があれば、富と力を得ることができる。
カルロッタ:
モンテリは教団がもたらす枷を打ち破り、セブン・ヒルズへ、瑝瓏 へ、まだ見ぬ国々へ……さらなる広い世界へと歩き出すでしょう。ですが、どこまで行こうとも、わたくしたちは決して「家族」を忘れません。
カルロッタ:
一人では成しえないことを成し、一人では抗えない雨に立ち向かう時、隣にファミリーの存在がある……少なくともわたくしは、今後もそうあって欲しい……
{Male=これからどうするんだ?;Female=これからどうするの?}
カルロッタ:
先ほども言った通り、主導権をこの手に握るのです。
カルロッタ:
正面から教団とやり合うのは賢明ではありません。ですが、おじ様の後ろに縮こまり、どこにあるかも分からないコンポーネントを探すよりも、他の方法を試したいです。最も効率的なのは……おじ様にコンポーネントを持って来させること。
カルロッタ:
レッドベルベットは、わたくしにファミリーの決断を待っていると言いました。
カルロッタ:
Playerさん……二日後、わたくしと一緒に最高に盛大で、華麗な決意表明をいたしませんか?
{Male=主導権を握る、か……悪くない。;Female=主導権を握る、か……悪くないね。}
{Male=コンポーネントを持って来させる、か……面白そうだ。;Female=コンポーネントを持って来させる、か……面白そうだね。}
カルロッタ:
コホンッ……聞こえますか?
カルロッタ:
現在地を確認させてください。勇敢で聡明な「共犯者さん」、取引場所にはもう到着していますか?
{Male=ああ、順調だ。;Female=うん、順調だよ。}
カルロッタ:
了解です、変装を忘れないよう気を付けてください。外の通りには、レッドベルベットとわたくしの手の者を手配しています。不測の事態が起きればすぐプランBに移行しますね。
カルロッタ:
それから、取引場所の出入口は一つしかありません。そこにも人員を配備しています。あとは、あなたが忍び込むだけです。
ブルボン:
上の応接室は今使用中だ。部外者は近づくな。
話は通ってるはず……
ボスに言われて取引相手に贈り物を持って来た。
ブルボン:
そういや、そんな連絡があった気もするな。あれ?でも、30分後って話じゃなかったっけ……
{Male=30分もあれば十分だな。;Female=30分もあれば十分ね。}
ブルボン:
は?なにがだ?
30分くらい早い方がちょうどいい。
早く来た方が、余裕を持って準備できる。
ブルボン:
それもそうだな。でも、今日は特別な日なんだ。念のために確認させてくれ……コードネームと身分の証を。
(確認……どうしようか)
(カルロッタが言っていた、ここに配置されている人って……)
???:
なんだ、チューリップじゃないか。突っ立ってないでさっさとこい。ボスが早くしろって怒ってたぞ。
その場に現れた人物は、体で相手の視線を遮ると、そっとチューリップが描かれたコインを渡してきた。すぐに意図を察し、身分の証としてコインをブルボンに見せた。
ブルボン:
チューリップコインの「チューリップ」……思い出した、金庫の奴か。マルゲリータのところで一緒に酒も飲んだよな。
{Male=え?あ、ああ……そうだったな!;Female=え?あ、ああ……そうだったね!}
{Male=そうだ。忘れるなんてひどいな。;Female=そう。忘れるなんてひどい。}
ブルボン:
やっぱり、金庫の奴らは気が利くな。大切な客が来るからって早めに動くなんてさ。
???:
おいおい、世間話は終わってからにしてくれよ。もたもたすんな、とっとと運ぶぞ。
カルロッタ:
レッドベルベットから、仲間がダンカンと合流できたと報告がありました。ダンカンについては安全な場所にかくまい、事態が落ち着くまで保護してもらいます。
カルロッタ:
教団へは「ブルーレイン」と「レトリバー」がコッポラの手下に代わって 、今回の取り引きはなかったことにすると宣言しました。
カルロッタ:
データコンポーネントを手に入れられず、今後の約束もないとなれば……教団もコッポラとの取り引きは完全に破綻したと理解するでしょう。
暮れ方に雨が降り、過去のすべてが洗い流されていく。カルロッタにとって、今日の雨には何か心を落ち着かせるものがあった。彼女はついに本当の自分を取り戻し、現在と未来を自分の手で掴み取ることができたのだ。
雨が上がる頃、カルロッタはあなたに別れを告げた。新たに真のモンテリを築くため、彼女はコッポラの裏切りにまつわる諸事情を処理しなければならない。別れの前に、彼女はキャッツアイのローチをあなたに手渡し、キャッツアイというコードネームは永遠にあなたのものだと伝えた。あなたは、彼女が初めてにして唯一推薦したメンバーだったからだ。
カルロッタ:
また雨ですね。おじい様にも言ったことがあるのですが……わたくし、雨が苦手なんです。
カルロッタ:
ラグーナの雨は、不幸をもたらす……
カルロッタ:
そして、雨は血をきれいに洗い流してしまう……だから、襲撃も復讐も雨の日ばかりで……憂鬱でした。
カルロッタ:
でも、今日の雨は違います。この雨が昨日までのすべてを洗い流してくれる、そんな風に感じるんです。わたくしは、ようやく本当の自分になることができた……今と未来をこの手に掴み取って……
フランチェスコ:
よくやった、カルロッタ。それからPlayer、君もな。
フランチェスコ:
君がいなければ、カルロッタだけでこれほどの成果を上げることは出来なかっただろう。
{Male=俺を推薦したカルロッタの功績だ。;Female=私を推薦したカルロッタの功績だよ。}
カルロッタだけでも十分輝いている。
フランチェスコ:
お前たちならうまくやれるとは思っていたが、想像以上の結果だった。
フランチェスコ:
どうやら私は、二人の可能性を見くびっていたようだな。
カルロッタ:
「パドリーノ」とあなたは……わたくしの知らない間に繋がっていたようですね。
カルロッタ:
今さらですけど、あなたが「パドリーノ」の銃をわたくしに渡すなんて……いつの間にとそんなに親しくなったのですか?
{Male=それは、俺と「パドリーノ」の秘密かな。;Female=それは、私と「パドリーノ」の秘密かな。}
また今度詳しく教えるよ。
カルロッタ:
まったく、あなたという人は……いいでしょう。先ほどの見事なコンビネーションに免じて、今回は見逃して差し上げます。
フランチェスコ:
コッポラとその部下は、然るべき「対価」を払うことになる。血には血を、命には命を……例外はない。
フランチェスコ:
だが、この件は特に入り組んでいる。すべてを終わらせるにはまだまだ時間がかかるだろう。そして、それには真のモンテリたるお前の協力が必要だ。
カルロッタ:
分かりました、後始末はわたくしにお任せを。
カルロッタ:
ですがその前に……
{Male=もう行くのか?;Female=もう行くの?}
カルロッタ:
ええ……わたくしと離れるのは寂しいですか?
そうは言ってない。
今度はいつ会えるか分からないから。
やっぱり寂しい。
カルロッタ:
「別れを悲しむことはない。別れは、再会への始まりなのだから」。
カルロッタ:
これはわたくしの大好きな言葉……そして信条でもあります。
カルロッタ:
コッポラが今の地位から退き、ファミリーにはその責を担う存在が必要となる。わたくしは、この一件でもたらされたすべての結果に責任を負わなければなりません。それに、この件でおじい様を補佐できるのは、わたくししかいませんから。
カルロッタ:
Playerさん、あなたには心から感謝しています。おじい様の言う通り、あなたがいなければ、これほどすべてが上手くいくことはなかったでしょう。
カルロッタ:
これで一件落着です……あなたはもう、キャッツアイとしてわたくしの傍にいる必要はありません。ですが……どうかこれを受け取っていただきたいです。
カルロッタ:
以前、話しましたよね?ファミリーの者はコードネームにちなんだ証を身につけると。
カルロッタ:
あなたのキャッツアイのように美しい瞳。それと釣り合うものを見つけるのは、なかなか大変でした。これは、共鳴能力で作り出したものではなく、本物の、わたくしからの気持ちです。
カルロッタ:
あなたは、ここに長居できない……それに、ファミリーの一員になるつもりがないのもわかっています。
カルロッタ:
それでも、キャッツアイというコードネームはあなたのもの……わたくしが初めて、そして唯一ファミリーに推薦した人なんですから。
思わず驚いて目を見張った。街並みにさり気なく溶け込んでいる飾りのようなコンポーネントに、こんな仕掛けがあるとは。カルロッタがパスワード、指紋、虹彩の多重認証を完了すると、記録を呼び出す画面が目の前に現れた。
Player:
(どうやら、知らぬ間にモンテリファミリーの「ゲーム」に足を踏み入れてしまったようだ。誓い破りし者を捕まえた瞬間……いや、カルネヴァーレの開催に協力すると決めた時から、ゲームは始まっていたのかもしれない。)
バーテンダー:
他のおすすめ?もしや物足りませんか?
もっと酒を、もっと秘密を。
うますぎる!もっとおかわり!
本当にあるの?訊ねてみるもんだね。
バーテンダー:
いいでしょう。欲望に抗うか、欲望に素直になるか、どちらでも歓迎です。
バーテンダー:
テーブルには、初めての方向けのメニューがございます。ひょっとすると、お好みのものが見つかるやも……もしくは、レッドベルベットリボン を愉しむ相手を探し続けるのかも……?
カルロッタ:
……静かですね。ベネットが去ってから、ここに足を踏み入れた者はいないのでしょうか。
カルロッタ:
でも、油断は禁物です。ここは危険な野外、くれぐれもお気を付けて。
エンゾウ:
ベネットに最後に会った時をよく覚えているよ。俺のために彼は笑って傘を譲り、心配ないと雨の中を濡れながら駆け抜けた……
エンゾウ:
あの時、彼はすでに盗みに手を染め、密売をしていたのだろうか?
アドリエンヌ:
裏切りの味って、そんなに魅力的なの?たったそれっぽっちの金のために、ファミリーへの誓いを、守るべき一線を捨て去ってしまうなんて。
アドリエンヌ:
今なら他の可能性があるんじゃない?だって、盗品はまだ発見されてないし、まだベネットの手元にあるのかもしれない……
エンゾウ:
いい加減現実を見ろ、アドリエンヌ。これはコッポラと金庫番が徹底調査した上の結論なんだ。疑う余地はない。
エンゾウ:
かつての金庫絡みの裏切り者たちを思い出せ。あの調律士たちの行いですら、俺たちは何も気づけなかった。裏切られたことに間違いないんだ。
エンゾウ:
裏切るための理由なんて本当に必要か?
フェリベルト:
直感だけど、次期当主は別のお方なんじゃないかな。
エマニエル:
その直感とやらで、今晩、俺たちがマルゲリータの限定パイにありつけるか教えてくれ。ありゃ一日30食だけなんだから。
フェリベルト:
おい、俺の直感を信じろって!おかげで死神との勝負に連勝中なんだぞ!
フェリベルト:
この前だってまた金庫で裏切り者が出たばかりだし、最近ベネットのことでも騒がしい。みんなコッポラさんじゃ不安だろ?誰もが顔色がおかしいとも言っているぞ。
フェリベルト:
その一方でお嬢様は、最近評判上々だ。多くの人が彼女に恩義を感じている。
エマニエル:
でもさ、一番重要なのは本人の意思だろ?そこを無視している。
エマニエル:
彼女はコッポラさんや「パドリーノ」との関係にヒビを入れたくない。養子という立場上、次期当主に相応しくないと思っているか、あるいは力不足と自覚しているか……理由はいろいろあるとかなんとか。
エマニエル:
ただ確実なことは、お嬢様は当主の座に興味がない。でなければ、ファミリー内で今のバランスが成立しているわけがない。
エマニエル:
だからな、君の鋭い直感は、特製パイのために使ってくれということだ!
ポーリン:
お嬢様が羨ましい。いつでも、どこでも、いくらでも宝石を生み出せるなんて!
ポーリン:
あんなにもキラキラで眩しくて……私もお嬢様みたいになれたら……いいえ、お背中を追いつつ拾うだけでも満足、ふふふ……
イリサ:
ちょっと待って、アレは本物の宝石じゃないのよ。
ポーリン:
え?ウソ?
イリサ:
前にね、あなたと同じことを考えた人がいて、その宝石で一儲けを企んだけど、結局あのキラキラは換金も流通もできなかったのよ。
イリサ:
あれはむしろ、エナジーの分解と再構成を起こす触媒みたいなものなの。アレに触れると体内の周波数が崩壊し、全身バラバラに……つまりデッドエンドよ。
イリサ:
アレはお嬢様が宝石のように見せているだけ。お嬢様のお心次第で、銃や弾丸にだって見せることもできるの。
ポーリン:
じゃあ、あの宝石を手に入れたお方って……
イリサ:
知らないわよ。きっと——キラキラした破片に吹き飛ばされたんじゃない?
ダンカン:
ベネット……ええと、その情報をもっと得るにはどこに行けば……
ダンカン:
ん?どうした?まだ何かご用が?
あの雨について……
あなたとベネットについて……
これからはどうするつもり?
もう聞くことはない。
もっと他に聞かせて。
ダンカン:
誰しも、触れられたくない古傷がある。私だってそうだ。少なくとも今君とは……あれは酷い雨だったとしか言えない。
ダンカン:
私たちを錆び臭い雨水が飲み込み、命乞いの声を雨音が掻き消し、絶対不変の信念は、酷く滲んだ文字のように変わり果ててしまった。
もっと他に聞かせて。
ダンカン:
ハッ、つまらない話さ。
ダンカン:
相棒と共に任務をこなし、トラブルを起こし、犬を飼い、家族に彼らを紹介する……死線をくぐり抜けた絆とは、そういうものだろう?
ダンカン:
だから、もし私が今日死んだら、彼もためらうことなく戻って来るだろう。
他のことを聞いてみる。
ダンカン:
このダンカンは老いぼれだが、それでも知り合いは多いのさ。
ダンカン:
必要とあれば、話の分かる古い仲間や、後を継ぐはずの次期当主だとしても、心当たりを訪ねてみるさ。
もっと他に聞かせて。
レッドベルベット:
さて、ぶらぶらするにせよ、ベネットのために用意した場所に行くにせよ、ご自由にどうぞ。
カルロッタ:
ちゃんと中に入れましたか?
カルロッタ:
会場内には監視カメラが設置されています。舞台の両側に制御パネルのようなものが見えますね?
カルロッタ:
まずは制御パネルを操作して、監視カメラを遮断してください。それから、わたくしの能力で作り出した「宝石」を、計算しておいた場所に置くのもお忘れなく。
カルロッタ:
どうです?問題なく進んでいますか?
Player:
{Male=準備はできてる。あとは、カルロッタが約束の場所に来るだけ。;Female=準備はできてる。あとは、カルロッタが約束の場所に来るだけ。}
Player:
{Male=現場の準備は整った。予定の時間まであと少し……;Female=現場の準備は整ったよ。予定の時間まであと少し……}
Player:
{Male=そっちはどう?;Female=そっちはどう?}
カルロッタ:
問題ありません。鏡の中から出ました。信号遮断装置も起動済みです。こう言うのもなんですが、おじ様のおかげで良い作戦を思いつけました。誰にも気付かれずに忍び込めたんですから、感謝しないと。
カルロッタ:
教団の方も予定の場所に誘き出せたみたいです。「ブルーレイン」と「レトリバー」も所定の位置についています。
カルロッタ:
鐘の音を合図に、作戦開始です。
コッポラ:
もうすぐ約束の時間だ いつ教団が到着してもおかしくはない
コッポラ:
問題が起きないように ブツの確認しておけ
カルロッタ:
少し話をしませんか? おじ様
コッポラ:
……な なぜお前がここに!?
見せかけの感情は、いずれ現実によって打ち砕かれる。あなたとカルロッタ、そして最終的にはあなたたちを助けることを決意したダンカンは、コッポラに気づかれないよう取引場所と取引時間を変更した。取引相手も貨物も失われたが、それでもコッポラは手を引かなかった。異なる道を歩む二人のモンテリは、ついに彼らだけの対局を迎えることになった。対局に勝利する鍵は、あのコンポーネントの在りかにある。
カルロッタ:
待ち人は来ませんよ。
コッポラ:
ふっ、カルロッタ……どうやら真実を知ったようだな。なるほど、取引時間と場所の変更を知らせてきたのはお前の手の者というわけか。
コッポラ:
教団にも同じことをしたんだな?我々を妨害し、お前は望みのモノを手に入れる……いや、それでもお前一人の力でこんなことが出来るはずは……
カルロッタ:
教団がコッポラに約束した平和な暮らしなど、訪れるわけがありません。彼らはただ、ファミリーの中から犠牲となる者 を選んだだけ……ベネットのように対価を払わせる者を。
カルロッタ:
ベネットを殺したのは残像 ではありません。おじ様が彼を殺害し、その遺体を郊外に捨てた……これこそが真実。ベネットは最後までファミリーの誓いを守り通しました。
カルロッタ:
ファミリーの発展は誰か一人が行うものではない……わたくしたちは互いに支えあって進むのです。誰一人として見捨てずに。
カルロッタ:
もちろん、犠牲が避けられないことは分かっています。ですが、わたくしの決断はファミリーひとりひとりの利益を第一に考え、可能な限り犠牲を避けるためのもの……これだけは、お約束します。
カルロッタ:
あなたは、これからもその道を歩まれるのですか?それともベネットのために……そしてご自分のために、今回の「意思表明」にご協力いただけますか?
ダンカン:
嘘は必ず真実に呑み込まれる。自業自得だ、コッポラ。
カルロッタ:
取り引きに必要なモノもなく、取引相手ももういない……これが最後のチャンスです、おじ様。今すぐ手を引くのなら、最低限の体裁を保つことはできる。
コッポラ:
体裁?ここまで来て、私がそんなものを気にすると思っているのか?
コッポラ:
今の私にあるのは後悔だけだ。私は結局、冷酷になりきることができなかった……他の者と同じように、お前など早々に切り捨てておけば良かったものを……
あなたはファミリーの歩むべき道から外れた。
コッポラ:
だったらなんだ?お前らに何が分かる!
コッポラ:
我々の力では、すべてを守ることなどできない……ならば、庇護を求めることの何が悪い?同じ道を歩む者を選ぶことの、なにが間違っていると言うのだ?
コッポラ:
……ああ、そうだとも。私はもう引き返せない。お前たちを始末しコンポーネントさえ取り戻せば、まだ打つ手はある。
コッポラ:
奴らを逃がすな!
カルロッタ:
撤退しますわよ
Player:
{Male=ああ;Female=ええ}
カルロッタ:
私と共に 来ていただけますか
カルロッタ:
ならば墜ちましょう 二人で
1番演者:
予定時間も近いのに……なぜ教団は突然場所と時間を変更したの?
2番演者:
情報漏れを恐れているのさ。チッ、今回の取引は特殊だし、なにより教団は疑り深いからな。
レッドベルベット:
あんたか、Player。また会ったな。
久しぶり!
なにやら機嫌が良さそうだね。
レッドベルベット:
あんたとカルロッタのおかげで、態度を硬化していた相手が、モンテリファミリーとの取引を再開したよ。
レッドベルベット:
個人用デバイスについてまだ公に出来る話じゃないが、少なくとも今じゃ野外を自由に探索して、音骸 を吸収できるようになったよ。
レッドベルベット:
ホントのところ、カルロッタが計画を打ち明け、協力の打診をしてきた時は驚いたよ。あんたらが教団に代わり、コッポラにコンポーネントを引き渡させようとしていたとはね。
レッドベルベット:
でもそれは事実だった。乗船したことは正しかった。あんたとカルロッタの判断を、そしてベネットの眼力を信じるべきだったんだ。
レッドベルベット:
コッポラがファミリーから追放され「処理」された後、カルロッタは「パドリーノ」と一緒に彼が残した厄介事を片付けるばかりか、新航路の開拓に挑むんだってな。
新航路?どこへ?
{Male=モンテリファミリーの商売はさらに大きくなるな。;Female=モンテリファミリーの商売はさらに大きくなるね。}
レッドベルベット:
詳細は知らないよ。けど、3つか4つの国を通るって話は聞いている。
レッドベルベット:
どんな商売ができて、どんな商売になるかは、まだ分からないけど……今回も、アタシの判断は賢明だと思ってるよ。
レッドベルベット:
だから、朗報を待ってなね。Player。
グスタフ:
くそ、もうこんな時間か……悪いけど、晩ご飯の時間なんだ。
コルレオーネ:
おいおい、なんだよそりゃ?そんなにおばさんが怖いか?
グスタフ:
いや実は母さんが言ってたんだ。どんなに外で遊んでもいいが、週末は必ず家でご飯を食べなさいと。でなきゃキツいお仕置きだって。
コルレオーネ:
なんてこった、グスタフ。モンテリの君が、おばさんにビビるなんて、マジかよ!
グスタフ:
おい、言葉に気をつけるんだ。別に怖いんじゃない、愛なんだよ。僕らにとって、常に家族が一番大切なんだ。
この場に舞い戻ったあなたは、あの日フランチェスコが口をつぐんだその深い意味をようやく理解した。
「人は作品の中に、己の一部を見出す……作者が表現しようとしているのは、この絵に描かれている以上のものかもしれんな」
『朽ちた栄光』、それがこの絵のタイトルであると同時に、フランチェスコが自身に捧げる言葉でもある——彼は、表舞台から降りることに誇りを感じているのだ。
ベネットの住居の前を通りかかる時、偶然にもあなたはドアの前にそっと置かれた花束を見つけた。
花束に書かれた書名は「DC」。それが誰からの弔いか察した——ダンカンだ。立ち去ることを選んだのに、親友のために駆けつけた老人。
取引時間と場所変更の偽情報を伝え、あなたがそこに潜入するのを手助けしてくれた……あなたとカルロッタの計画において、彼は非常に重要な役割を果たした。
安全確保のため、彼は今、カルロッタの命令でしばしここを離れなければならない。
だが彼が望むなら、いついかなる時でも、どんな状況だろうとも、ラグーナとモンテリファミリーの門戸は、彼のために開かれているのだ。
トルナトーレ:
「豪雨は文明を色褪せさせ、本来荒れ果てていた姿を露わにする」
トルナトーレ:
「雨が降りしきる中、人々は無慈悲に殺し合う……まるで檻に囚われた獣のように……」いや、まだ足りない。トルナトーレ、もっと考えろ!
トルナトーレ:
落ち着け!君はこの映画の脚本家だ。この物語をどう締めくくる!?
トルナトーレ:
「倒れる間際、彼女は震える手で銃を構え、最後の弾丸を以て信念を裏切ったかつての友人を絶命させる……」うーん、少々暗い?
トルナトーレ:
そうだ、街の噂を参考にしてドラマチックにすれば……「あなたを信じてもいいの?彼女は躊躇うことなく新たな相棒に手を差し伸べ、自身の背中を完全に預けた……」よしよし、悪くない……
この脚本家は、組上げた雨とラグーナの物語にすっかり没頭しているようだ。今は邪魔をするべきじゃない。
不安なモンテリ:
どうしよう。教団と取引してるのがバレたら……きっと「パドリーノ」は……!
落ち着いたモンテリ:
ともかく「パドリーノ」の耳に入らないよう、慎重に……教団との取引が終わるまで目立つなよ。
落ち着いたモンテリ:
いいか、コッポラは「パドリーノ」の実の息子だ。彼に従えば、きっとなんとかしてくれる。
不安なモンテリ:
でも、やっぱり……
落ち着いたモンテリ:
もうやめろ。今さら心配してどうする?ここにいる者はみな、とっくに腹を括ってるはずなんだがな。
モンテリファミリーのメンバーは、視線を入り口から離さない。彼の目には葛藤と不安が交錯し、落ち着きなく指を叩いている。
間違いなく不安に苛まれている。あなたにこれ以上相手をしてくれないだろう。あなたは取引現場の別場所を見て回ることにした。
冷静なモンテリ:
どうして急にコードネームを変えたいなんて……何かトラブルか?
イライラするモンテリ:
この仕事は、いつだってトラブルだらけだろ?例えば今だって……
イライラするモンテリ:
(*ラグーナスラング*)、この街は揉め事だらけじゃねーか。教団やフィサリアの教えに従うヤツなんているもんかよ。
イライラするモンテリ:
とにかく、今すぐに引退したいわけじゃないが、疲れたんだ……新しいコードネームにして、新たな環境になれば、この仕事への情熱を取り戻せるかも……ってな。
冷静なモンテリ:
なるほど、ミッドライフクライシスってやつだな。それなら、一緒に変えようぜ。
イライラするモンテリ:
な、なんで……俺はそんなこと……
冷静なモンテリ:
なんだよぐちぐちと。まさか、俺と一緒なのがイヤか?確かセブンヒルズは人手不足のはずだ。これが終わったら、そっちに……
冷静なモンテリ:
でもなあ……二人組の新コードネームを決めるのは厄介だな。お前に任せた。
カルロッタ:
この方角です。
カルロッタ:
油断しないで。
カルロッタ:
さすがですわ。